SHARP ホームへ戻る

Zaurus
製品情報
活用ガイド
ビジネスソリューション
サポート
ソフト・コンテンツ
デベロッパー
Zaurusトップへ
MI-E21製品レビュー
 
スタパ斉藤は語る木地本昌弥は語る
スタパ斉藤は語る。一気にダントツ!!新時代の最強ザウルス
 

●他のPDAと比べてもダントツに便利でダントツに楽しめる新ザウルス

毎回新型ザウルスが出るたびに驚いたり喜んだりしているザウルス野郎の俺だが、いつも新型ザウルスが出るたびに、ある種の余計なお世話的心配をしたりする。

初代ザウルスのPI-3000は1993年に発売されていて、それから毎年のように新たな機能や使いやすさを備えた新機種が登場。主立ったモデルを数えると、この10年弱で20機種程度、装備等が違うモデルまで入れれば30機種以上も発売されている。で、単に新しい機種が出てくるだけではなく、従来の使いやすさをさらに向上させ、同時にユーザーが求める新しくまた先鋭的な機能を盛り込んでくるのが驚くべき点だ。つまり、新しい機種が高機能化されると同時に実使用における“敷居”も低くなっているのが、歴代ザウルスの凄いところなのだ。

俺もこれまで12台のザウルスを取っ替え引っ替え使ってきたが、そこまで買い換え使用をするのは、新しいザウルスにはいつも“より多くのことをよりラクにできる”という魅力があるからだ。ツールとして強力でありかつイージーという、この相反する要素を新機種ごとに洗練させ、出してくる。旺盛な好奇心と怠惰なスタンスのこの俺は、毎度毎度その強靱さと簡単さが増幅する新型ザウルスの魅力に勝てない。

のだが、しかし、MI-E1を使っていると、次の新機種のことがちょいと想像できなくなった。というのは、MI-E1、ご存じのようにPDAとしては十分成熟しているし、通信機器などへの接続性も万全。加えてエンタテイメント的機能(MP3サウンド再生やMPEG4ビデオ再生)もバッチシで、キーボードまで内蔵。機能としてはもう十分すぎるほどテンコ盛りなのだ。その一方で、使い勝手もこれまでのザウルスと比べても実にイージー。MI-E1自体はすげーナイスで、そのナイスさから他のPDAを倒しちまう勢いで売れたりしていて、まあそれはいいのだが、はて、MI-E1の次のザウルスは、いったいどーなるのかナ、と。これ以上何をどうするのか、と。MI-E1の次の機種は、いつもの新型ザウルスにあるような「また高機能になって使い勝手も良くなった!!」という驚きに、もしかしたら欠ける製品になるのでは……なんて余計なお世話っぽい想像をした俺であった。

ところが、実際にMI-E1の次の機種となる、最新型ザウルスことMI-E21に触れてみたら、そんな心配は銀河の遙か彼方の4096億光年よりずーっと向こうに吹き飛ぶと同時に、「むッ!! むむむッ!! むむむむーッ!!」と俺を唸らせた。やはり今度のザウルスもユーザーの期待を裏切らない進化を遂げていたのであった。

ていうかですね、今度のザウルスは、他のPDAと比べてもダントツに便利でダントツに楽しめる存在なんですよこれが!! MI-E1で満足していた俺も「なるほどこりゃ欲しいぜMI-E21!!」と思うほど、いろんな意味でまたもや一皮むけた最新型になっているのだ。



●洗練されたハードウェア

最新型ザウルスのMI-E21は、ハードウェア的にさらに洗練されたものとなった。まず外見的なところで、MI-E1と比べて横幅がキュッとスリムになり、デザインもスッキリしたものになった。具体的には横幅が7.5mm減っていて、デザインはより直線的で緻密なイメージになった。大雑把な印象としては非常に現代的なカッコ良さが備わったという感じだが、実際に触ってみると外見よりもむしろその使用感が良くなっている。

例えば、たった7.5mmのスリム化とは言っても、手に持ったときの印象がずいぶん違うのだ。MI-E1も十分コンパクトだったが、MI-E21はコンパクトでありかつスリム。手のひらへの収まりが非常に良くなっている。これに加え、前述のようにデザインが直線的・緻密なものとなったからか、パッと見の高級感が高まった。頻繁に手にして使う端末としてボリューム感は実用的であり、常時携帯する持ち物としてデザイン的高級感はちょいと嬉しい。まずは外面的な部分で非常に印象が良い。

PDAとしてのハードウェア的使用感としては、全体的にはMI-E1と同様の使いやすさを感じる。筐体がコンパクト化されたことで、キーボードも若干サイズダウンされているが、触った感じとしてはMI-E1のキーボードよりも使いやすくなったという印象がある。キーボードが小型化されると打ちにくくなりそうなものだが、キータッチ感のチューニングやキー配列の最適化などにより、使用感そのものはMI-E21のキーボードのほうが良い感じがする。

それから、MI-E1でやや弱いと言われていた点の多くが改善されている。例えば、ユーザーメモリエリアの拡張だ。MI-E1では7MB程度だったユーザーメモリが、MI-E21では一気に約15MBまで拡張された。バッテリーも変わり、専用のリチウムイオンバッテリーパックを採用したことによって、連続持続時間が約11時間になった。加えて、手書き文字認識ボードの改良による認識率アップや全体の処理の高速化など、細かい部分までチューンナップされている。

ザウルスは、けっこう昔のモデルから、そのPDAとしての機能は十分洗練されていた。なので、ユーザーが必要とする機能はとっくの昔から搭載済みだったりして、MI-E21になったからココがイイ!! という目立った斬新さはさほどない。とは言っても、MI-E1と使い比べてみてもMI-E21のほうが快適・安心して使えるあたりを考えると、個人情報管理ツール・通信端末としては、他には見られない“極めつけの完成度の高さ”は確実に感じられる。




●接続性抜群、おもしろさ倍増!!

MI-E1など以前の機種のザウルスはどれも、その接続性の高さで他のPDAの追従を許さなかった。例えばMI-E1なら、現在ある一般的な通信インフラに全て接続できること。携帯電話、PHS、NTT固定回線、LANなど、つながらない通信線を見つけるほうが大変なほど、何にでもつながりまくり。また、MI-E1には2つの増設カードスロットがあり、SDカードやCFカードをつなぐことで、メモリの拡張や周辺機器の接続など、さまざまな機能拡張ができた。

このあたりの接続性の良さと拡張性の高さは、最新機種のMI-E21にも当然ある。加えて、時代に合わせた新しい周辺機器などにも対応している。例えば、MI-E21では各社のCFカードサイズのPHSに対応した。ドコモやウィルコムのCFサイズPHSに全対応。また、ドコモの最新CFサイズPHSことP-in m@sterにも対応している。さすがザウルスと思わせる抜け目のなさとしては、P-in m@sterの音声通話機能にも対応している点。

これは、MI-E21にP-in m@sterを挿した場合、P-in m@sterの音声通話機能を利用して電話をかけられるという機能。もちろんMI-E21でデータを閲覧したりメモを取ったりしながら通話ができる。小さな機能だが、データ通信カードとしても通話用PHSとしても使えるP-in m@sterをとことん使い倒せるようにしているのが嬉しい。ちなみに、P-in m@sterで使える通話機能はこちらからの発信のみとなっている。

何かといろいろ役立ってくれるMI-E21のCFカードスロットだが、以前発売されたデジタルカメラカードをおもしろいカタチで流用できるようにもなった。具体的には、MI-C1と同時発売されたデジタルカメラカードのCE-AG06を、MI-E21に挿して使えるのだ。

MI-E21とCE-AG06を組み合わせると、静止画の撮影はもちろん、ななな、なんと動画撮影までできる!! あの小さなデジタルカメラカードを挿すだけで、MI-E21が動画デジカメにッ!! これはかなりソソる仕様だと言えよう!! MI-E21にはマイクジャックがあるので、ここに別途マイクを付ければ、もちろん音声付き動画も撮影できる。なお、MI-E21でCE-AG06を使う場合は、別途MOREソフトが必要になる。ともあれ、PDAでここまでできちゃう製品ってちょっとないですな。ちなみに、メールに添付できる動画は一件あたり約15秒(約448KB)。ザウルスのメール機能を使って、撮影した動画を添付・送信するのに便利なサイズである。

今時のPDAとして個人情報管理からネットへのアクセスまで万全にこなせて、各種周辺機器とつながり、さらに静止画も動画もイケるとなると、かな〜り魅力的なMI-E21なのだが、まだまだおもしろい機能が用意されているのであった。



●これは、けけけ、携帯型ビデオデッキ!!

前の機種のMI-E1は、モバイルエンタテイメントに特に注力した製品で、例えばMPEG4動画再生機能があった。パソコン上のMPEG4動画をMI-E1に転送したり、あるいは別売のMPEG4ビデオレコーダーCE-VR1で録画した(MPEG4動画データにした)番組などを、MI-E1上で再生できるという愉快な機能だ。

で、そのあたりの機能、MI-E21ではどーなってるのかと言えば、これが、さらにすげぇ簡単なカタチになって搭載されたのだ。具体的には、新しく発売されるビデオ録画カードのCE-VRC1と、MI-E21の組み合わせだ。
ビデオ録画カードCE-VRC1は、MI-E21に挿せるCFカードタイプのインターフェースで、その機能は文字通り“ビデオ映像の録画”だ。使い方は超簡単で、MI-E21にCE-VRC1を挿し、CE-VRC1とビデオデッキやテレビなどの映像機器を接続し、そしてCE-VRC1の録画ボタンを押せば、あら不思議!! てゆーかアラ簡単!! それだけでMI-E21上に、つまりザウルス上に好みの動画を録画できる!! もちろん、録画した動画はMI-E21上でいつでも再生可能。録画時には音声もMP3データとして録れるので、高品位なステレオサウンドを楽しみながら滑らかな動画再生を楽しめるのだ。

MI-E21とCE-VRC1の併用は、感覚としては、録画ボタンを押すだけで使えるビデオデッキのようなもの。つまりCE-VRC1を挿しただけで、ザウルスがビデオデッキに変身した感じだ。いつでもどこでも録画・再生が楽しめる、ポータブルなビデオデッキと言っても過言ではない。ちなみに、実際に動画を録画・再生しての印象は、ポケットテレビでの映像再生というイメージだ。動画の滑らかさ自体はMI-E1でのMPEG4動画再生とさほど変わらないので、高画質とは言えないが、十分鮮明に見える画質だと感じる。ただ、聞こえてくる音声はCDの音質に迫るMP3のステレオサウンド。MI-E1で動画を再生させた時よりもずっとイイ音だ。なので、一見するとMI-E1での動画再生よりもずっと高品位な動画が再生されているように見える。

この動画録画・再生機能、実際に試していくと、その機能や使用感が“いかにもザウルスらしい”と感じられる。というのは、まず“PDAだけ”で動画を録画・再生できるということ。他のPDAにはまるで無理なほど先鋭的な機能だ。いつも最先端のおもしろ機能を非常にスマートなカタチで搭載してくるザウルスならではだ、と感じる。と同時に、この先端的機能を、非常に簡単な使用法として実装しているあたりもザウルスらしい。何しろ、MI-E21とCE-VRC1を組み合わせれば、今まではPDAという存在だったモノが、録画・再生端末になってしまうのだ。難しいことを考える必要はない。いつもビデオデッキを使っているのと同じ感覚・操作で、ザウルスを使い、動画を楽しむだけでいい。

むむ〜MI-E21はビデオデッキ感覚で遊んだり役立てたりできる端末なのかーと感心していたら、さらに便利な機能を発見。それは、前述のCE-VRC1との併用時、コンポなどと接続する(CE-VRC1に音声だけを入力する)と、ザウルスだけでMP3サウンドを録音できちゃうという点。MP3サウンドと言うと、いつもたいていパソコンが必要だった。音楽CDなどのサウンドソースをパソコン上でMP3データに変換してから、ザウルスなど端末に転送して聴くスタイルだったからだ。

しかし、MI-E21とCE-VRC1を組み合わせれば、ザウルスをそのままMP3レコーダー・プレイヤーとして使える。身近にある、例えばミニコンポやCDプレイヤー、ラジオから聞こえてくるいろ〜んなサウンドを、分け隔てなく何でもMP3サウンドとして録音し持ち運べて、当然聴いて楽しめるのだ。

動画録画・再生機能にしても、MP3サウンド録画・再生機能にしても、実際にソレをヤルときに必要なのは、MI-E21とCE-VRC1だけなのがいい。PDAで動画やMP3となるといつも必要になりがちだったパソコンを不要にしてくれたのが非常に実用的だと感じる。これなら、難しいことや面倒くさいことやわかりにくいことが嫌いな向きでも、十二分に最新型ザウルスMI-E21のおもしろさを堪能できる。

そしてこのおもしろそーな端末を目の前にしていると、これは発売日に予約でしょ!! と思うと同時に、なるほど今度の最新型は確かに高機能・高性能だが、それ以上にユーザーフレンドリーという点において大きく進化しているのだなぁと感じる俺であった。

 

Profile
スタパ斎藤(すたぱさいとう)
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。近況等はスタパライフメーリングリスト5人組で読める。

  このページのトップへ
COPYRIGHT