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渡辺健一は語る。ついに姿をあわらした新型ザウルス

 
縦型になり、キーボードを搭載した新型ザウルス。
ついに触ることができた。そのインプレッションをお届けしよう。

まず、手にとってみると、ボディーのサイズや重さのバランスが心地いい。大き過ぎず、それでいて画面上の文字やボタンなどは快適さを失わない十分なサイズを保っている。これまでのザウルスは横置きだったのが一新、縦になっているわけだが、画面レイアウトも自然で見やすい。つまり、住所録やスケジューラーなども違和感がまったくないのだ。また、注目のキーボードもちょうどいい位置にある。

一方、インターフェースがかなり洗練された。たとえばこれまでは画面タッチで出てきた「機能」等にボタンが割り当てられた。これが実に使いやすい。十字キーはこれまでのアイゲッティーなどでも搭載されていたが、もっと多くの機能がボタンとして配置されることになった。具体的にいえば7つのボタンがあって、PCとのシンクロナイズやインデックスへのジャンプ、フロントライトのオン・オフなどができる。



●いいじゃん、原稿書けるぞ!

さて気になるキーボードだが、使ってみましたよ。打ってみましたよ。キーのタッチ感は携帯電話のボタンに似ている。パチ、パチという感触で、結構いい感じ。インクワープロを立ち上げて長文に挑戦。これまでのザウルスに携帯キーボードを付けた時と同じ画面が登場する。漢字変換は連文節向けにチューンされているとのことで、小生のような物書きでも違和感なく、おお、どんどん打てるじゃん、書けるじゃん。ということで、このキーボード、かなり使えると思うぞ。打ち方は右手3本指、左手2本指というような小さなキーボードに適したタイプがお勧め。小生のように小さなキーボードに慣れていると、とっても快適。そうでない人でも携帯電話のキー入力に比べたら天国に思えるんじゃないだろうか。キー配列はPCに準拠。いいね。



●動画が動いている メールもバッチリ

動画を持って歩こうがコンセプトとのこと。よいしょ(動画ソフトを起動)。おお、いい雰囲気で動いていますなぁ。これで映画が見てみたくなる。そのくらいきれいなのです。液晶も新開発で美しい。TVチューナーも欲しい。CPUがパワフルだしOSが洗練されているからこそ、ここまでできるのね、なんて感動してしまった小生(ちょいと涙ぐむ)。

そうそう、試作機を触っているのだけれど、それでも動作は非常に機敏。インデックスの表示などは、これまでのザウルス以上の高速動作だ。メールを送信してみたが、NTTドコモのP-in Comp@ct経由でスパッ!。あれ、PHSの受信状況が画面に表示されるぞ。アンテナマーク出るのね、これは便利だ。ほー、よくできてるもんだ。

さて、MP3も当然のことながら再生できるし、デジカメも使える。いろいろ使えるってことだ。

「ふーむ、これが拡張性ね」

え? なんのことかって。実はこのザウルスは拡張性が高いというのが特徴でもある。つまり、外部記憶としてCFカード(Type・スロット)とSDカードが使える。つまり、大きな記憶装置とさまざまな拡張カードを同時に利用できるということだ。現在はカメラカードとリモコン(動画やMP3のコントロール用でヘッドホンが使える)などだが、今後はネットワークカードなどが出てくるかも。今回は、そのあたりが見られなかったけど、今後は楽しいものが増えるはず。楽しみ楽しみ。



●こんな小さなビデオデッキが登場

余談だけど、動画ファイルを簡単に作れるレコーダーボックスも同時に発売になる。これもすごいぞ。拳骨2個分の大きさのビデオデッキだと思うとイメージがつかめるのではないかな。いや、小生はこれをビデオデッキだと宣言!。シャープの人がなんと言おうと、小生はビデオデッキだと言いまくるぞ。

この製品、PCカードやCFカードにビデオを録画するデッキなのだ。MPEG4形式で3つのクオリティーを選べる。そしてすごいのは予約録画機能があるってこと。チューナーは付いていないから、ビデオ出力のあるデッキやTVが必要にはなるけど「毎週木曜日の朝5時を録画」なんてことができちゃう。それをザウルスに入れて持って歩く。PCなしでもビデオファイルが簡単に作れるわけで、小生のような映画大好き人間には、もう、これは必須のツールになる予感。ああ、ボーナスがザウルスになる日が目の前に迫る。おお、金欠な21世紀到来! フー。

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