最近は無線LANがブームだ。自宅や会社などで新しい機器を増やした場合でLANに接続したい場合、これまでだとLANケーブルを使わないといけなかった。特に自宅の場合、ケーブルをはわすことによってドアが閉まらなくなったりする可能性がある。そういった問題に対処するためには工事が必要。それは大変不便、また自宅の壁をケーブルがはうっていうのは美しくないという意見もある。そういった理由で自宅でのLANはあきらめていたユーザーも少なくないだろう。そんなユーザーにとってありがたいのが無線LANなのである。特にノートパソコンやザウルスなどのPDAを使っているユーザーにとって無線LANは大きな武器となる。持って歩けるので自宅のどこにいても利用できるからである。 また、最近では外出先で無線LANを使ってインターネットに接続するための無線ホットスポットも増えていっている。自宅や仕事場で無線LANを使っているユーザーにとって、自宅や会社では無線LAN、出先ではコンパクトフラッシュタイプPHS端末で…というのは、抜き差しなどのことを考えるとやっぱりめんどう。そこで利用したいのが無線ホットスポットを使っての無線LAN接続なのである。 　 さて､そこで実際に無線ホットスポットを利用してみた｡訪れた無線ホットスポットはモスバーガー門前仲町店｡ 設定を完了させ、実際にインターネットに接続してみた。設定に関してはちょっとコツがあるので、そちらを参照してほしい。また、無線ホットスポットを利用するためには、IDやパスワードが必要。IDやパスワードは、前もって取得しておく必要があることにも注意してほしい。設定さえきちんとできていれば接続はカンタンだ。はじめての手順はちょっと難しいが、いつも利用している無線ホットスポットが同じなら一度設定しておけばあとは何もする必要はない。仕事場や自宅などで無線LANを使っているユーザーは、そのまま無線LANカードを挿しておけばいい…っていうのが、めんどくさがりの筆者にとってありがたいわけなのである。もちろんデジタルカメラが内蔵されているっていうのも同じ理由である。 モスバーガー門前仲町店。ここではNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」を利用して無線LANインターネット接続を実現する。前もって「ホットスポット」に登録して、IDやパスワードなどを取得しておく必要があることに注意。 　 このようにMI-E25DCは、最近トレンドとなりつつある機能を取り入れ、しかもそれがカンタンかつ効率よく利用できるように考えられている。現状では利用できる無線LANカードが限られている、無線ホットスポットが少ない……などの問題もあるが、使いやすいPDAと言えるのではないだろうか。 　 まずは動作確認されている無線LANカード（2002年4月20日時点ではプラネックスコミュニケーションズ株式会社の「GW-CF110」）をザウルスに挿す。 プラネックスコミュニケーションズ株式会社の「GW-CF110」 　 MOREソフトの「無線LAN設定 Ver.1.0」を起動する。 ［無線LAN設定］画面が開くので［新規作成］ボタンをタップする。 　 新規に設定する画面が開く。 接続先、読みを入力して、「ホットスポット」から通知されたESS-IDを入力、［暗号化方式］は「WEP40bit］を選択、［表記］欄を16進に変更して［WEPキー］を入力する。入力が完了したなら［登録］ボタンをタップする。 　 ホームインデックス画面に戻り、［接続先］欄の右端の▼をタップして［接続先設定...］をタップする。 　 ［接続先追加/修正/削除］画面が開く。 作成した設定を選択して［修正］ボタンを タップする。 　 ［接続先登録/修正（Internet）］画面が開く。 ［接続条件設定］ボタンをタップする。 　 ［接続先条件設定］画面が開く。 WEBを利用するためには、ここの［ネームサーバー］欄に自分の契約しているプロバイダーのネームサーバーを入力する。入力が完了したなら［基本1▼］をタップし［基本2▼］を選択する。 　 ［接続先条件設定］の［基本2▼］が開く。 メールをするためには、ここの画面でメールの設定をする。設定が完了したなら［設定］ボタンをタップする。 　 ［ホームインデックス］画面に戻る。 ［接続先］に先ほど設定を作成した接続先を、［機器］で［無線LANカード］を選択し、［インターネット］をタップする。 　 無線LANのアクセスポイントに接続が完了すると、ログインのためのウィンドウが開く。 ここで、「ホットスポット」から通知されているID、パスワードを入力して［Login］ボタンをタップする。 　 あとは、通常と同じようにインターネットを楽しめばいい。     1961年生まれ。関東出身、大阪在住。一般情報誌、熱帯魚雑誌、パソコン雑誌、パソコン書籍を中心に執筆中。たまに写真を撮ったり、企画を立てたりもする。最近では出版に関するプロデュースも手がけ、企画・執筆・編集・レイアウトなどのプロジェクトを推進する「RBプロジェクト」の代表でもある。